一般に住宅等の外壁からの雨水の浸入を防止する目的として、透湿防水シートが使用されますが、
ここでは一例として木造軸組工法における透湿防水シート施工仕様のポイントを説明します。
木造軸組工法における透湿防水シート施工仕様のポイント
透湿防水シートは、日本透湿防水シート協会会員商品を使用する。
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横張りの場合は、柱・間柱等の外壁側表面に基礎水切り部から上へ張る。透湿防水シートの上下の重なりは90mm以上、左右の重なりは150mm以上とし、左右の重なり部は必ず柱・間柱のあるところに留める。
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透湿防水シートを下地に留め付ける場合、つづり針(タッカー)で確実に留め付ける。
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透湿防水シートで通気層が破れた場合は、その箇所からの雨水の浸入を防止するため防水テープで補修するか、防水シートで通気層がふさがらないように張る。
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施工中に透湿防水シートが破れた場合は、その箇所から雨水の浸入を防止する
ため防水テープで補修するか、防水シートを重ね張りして補修する。
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開口部まわりの防水性を向上するため、防水テープをしようする事を奨めます。
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薬剤処理胴縁を使用した場合、降雨水による透湿防水シートの防水性を低下させるおそれがありますので速やかにサイディング工事を完工させて下さい。
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