透湿防水シートの必要性
従来、木造住宅の外壁の防水シートとしては、アスファルトルーフィングフェルト等が使用されていました。近年の住宅の高気密高断熱化に伴い、室内で発生した湿気が壁体内に滞留し結露を起こす事が指摘されるようになってきました。
そこで1980年代になり、外壁材と断熱材の間に通気層を設け、壁体内に侵入した湿気を通気層を通して外部に放出する通気層工法が北海道を中心として普及し、建物外部からの雨水の浸入を防止する防水性と壁体内に生じる湿気を外部に逃がす透湿性を兼ね備えた透湿防水シートが使用されるようになりました。
1990年代になって、全国的に使用されるようになりました。
通気工法と透湿防水シート
通気工法と透湿防水シート 住宅の耐久性向上を目的に、壁体内の湿気等の水分を排出させる「通気工法」が一般化しています。「通気工法」は透湿防水シートと外壁仕上げ材との間...
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2016年に改定されましたJIS A6111 :2016の内容は別表の通りです。①JIS A6111:2016は以下の通り ②30年目安、50年目安の劣化促進...
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1)透湿防水の機能について『透湿抵抗(透湿性)』透湿抵抗(透湿性)は住宅内の湿気が透湿防水シートを通して、屋外に排出される機能で、m2・s・Pa/µgの単位で表されます。...
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